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2009/06/29 19:55

最近読んだ本
・岩佐東一郎 『書痴半代記』 ウェッジ文庫
・川崎賢子編 『久生十蘭短篇選』 岩波文庫
・森銑三 小出昌洋編 『落葉籠(上)』 中公文庫
・森銑三 小出昌洋編 『落葉籠(下)』 中公文庫
・宮武外骨 『明治奇聞』 河出文庫
・佐野眞一 『旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三』 文春文庫
『書痴半代記』は書物を愛しんだ人の、『落葉籠』は古書に通じた碩学の人の、それぞれ味わい深い文章を堪能。
『久生十蘭短篇選』、多彩で濃密な世界は一言で感想を言うのが難しい。
十蘭は作品の改稿・改題が多かったという。
『久生十蘭短篇選』は、原則として初出誌を底本としており、国書刊行会より刊行中の『定本 久生十蘭全集』と読み比べてみるのも面白そう。
全集の方は出版前にパンフレットを取り寄せてみたのだけど、とても揃えられないので、図書館で借りるつもり。
(このパンフレット自体も面白かった。著名人による「久生十蘭讃」の中にあった、山田風太郎の「わが創作意欲フンサイさるを感ず」という一文だけで、ますます読みたくなった)
『旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三』は、文庫化を楽しみにしていた一冊。
一般に知られる宮本と渋沢の師弟関係だけでなく、それぞれ人間としての一面が赤裸々に描かれている。
特に渋沢の壮絶な孤独に、自由にならない人の一生の哀しさを感じた。
『明治奇聞』は、外骨セレクトの珍談・奇談。
最近読んでいる明治関連の本とはひと味違っていた。
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